第7話 重々帝網とインターネット
今や世界はコンピューターなしでは考えられません。
インターネットは世界中の人々を結びつける最先端の手段です。
幾千万の通 信の見えない糸によって、様々な情報や出会いが拡がっています。
使い方ひとつで、無限に拡がる素晴らしさが待っています。
一方、その手軽さゆえに悪質なページや犯罪が起こっているのも事実です。
ところで数あるホームページを一人の人間が見る確率は全体のどれ位 だと思いますか。
ある説では全体のたった三パーセントだそうです。
一つのホームページにたどりつくことは大変なことなのです。
これは私達、人と人の出会いも同じだと思います。
私達はいくら頑張っても全世界の人々とご縁を結ぶことは一生では短すぎます。
しかしこの限られた中で、素晴らしい縁を結び一生を過ごす人もいれば、つまらぬ 縁で命を粗末にする人もいるのです。
お大師さまはご縁のことを『重々帝網(じゅうじゅうたいもう)』というお言葉で表されておられます。
大きな網には数多くの細かな結び目があります。
この結び目の一つ一つが仏さまであり、私達人間であり、小鳥であり、草木であり、水であり、すべてのものなのです。
この網が幾重にも重なり合いこの世界が出来上がっています。
ひとつの調和が乱れても、世界はおかしくなってしまいます。
お互いが生かしあい、少しでも良いご縁に気付き、そのご縁を実らせるように日々過ごせたらどんなに素晴らしいことでしょう。 |